Corno blu (コルノブルゥ)訪問記② 発注編

前回に続いて2回目のコルノブルゥ訪問!

Corno blu (コルノブルゥ)訪問記①
ようやく!やっとこさ行くことができました!地元であるにも関わらず、どうして今の今まで行けてなかったのでしょうか???InstagramやTwitterでコルノブルゥの革靴を見ては、ため息混じりに「早く行きたいなぁ」と独りご...

入口にはOPENを知らせるこんなステキなラストが…

今回は、めでたくMTO発注となりました!

釣りこみとはこのことか?笑
壁の奥には工房 無造作におかれたヴィンテージミシン

案の定、最後まで迷った各種仕様

前回訪問から約1か月、発注前に事前に決めていたことと言えば「カラー」と「ラスト」。

が、結果反映されたのは「カラー」のみでした笑

「迷いに迷う」というより、結局どの靴を見てもカッコイイとしか思えなくて…「なんでもいいや」になってしまいます。それでも、私の発注の基本モデルになったのは、変わらず下の写真中央の彼。

やはりこの色は何物にも代え難い

上の写真、右側はスクエアトゥになっているのが分かると思います。

「ブラックとグレーのパティーヌという特殊カラーだからこその、シンプルなストレートチップ」これは今回のMTOテーマの一つだったのですが、少しシルエットがかわい過ぎやしないか?感じていたのも事実でして…。もう少し攻めた感じにしようかな?と。

というわけで、突然スクエアトゥのパンチドキャップトゥに仕様変更!ただの閃きです笑

一応、清角さんに相談しながらではあります。またしても長居することになりましたが、見え方の違い等に関して丁寧にお話いただいて感謝です!

タンナー、皮革に関して

基本は「イルチア」の『ベティスカーフ』だそうです。前回記事で紹介した通り、パティーヌだろうがアップチャージなし!「あまりオプション商売したくないんですよね」と仰ってます。ありがたや。

今回、イルチア、アノネイ、デュプイ、ゾンタといった、各有名タンナーのお話を聞けました。やはり問屋を通した買い付けでは価格面と品質面で問題が生じることもあるようで、清角さんはイタリアに直接買い付けに行ってらっしゃるとのことです。

私のような素人にも分かりやすい解説(書き辛い内容もあるので大部分端折ってます)をしていただきながら、イルチアとアノネイの触り比べをさせてもらったり。アノネイは柔らかくしなやかな印象でしたが、イルチアは腰があるというか、張りがあるというか。なにより光沢がまったく違いました!

プロの職人の目から見ても、タンナーには浮き沈みがあるようです。そのうえで、今はイルチアを選択している、という納得感も得られました。というか、素人のイチ消費者が偉そうに「〇〇の革は~」なんてことは言うもんではないな、とあらためて笑

ちなみにこの靴はイルチアではないらしい笑
どこのタンナーかは、聞き忘れました笑

改めてフィッティング

前回履いたものと同じものをもう一回

改めて、甲の浮きやジョイント部分の当たりを確認していただきました。気になる箇所をいくつか伝え、そこは当て革をしたり、削ってもらったり、そんな作業のようです。ハッキリ言って、おまかせに近い感覚です。正直言って、試着した既成ラストでも履き心地は問題ないレベル。初MTOなので、もっと貪欲に履き心地を追求しても良さそうなもんですけどね…笑

気になる価格

グッドイヤーで75,000円(税別)。税込みでも82,500円と、予算内で済みました。これにシューツリーが12,000円。ちょっと値が張りますが、3Dプリンターで作られたオリジナルのシューツリーらしいので、あまり気にしてません。

高騰を続ける(特にインポートブランド)革靴業界の中で、なんて良心的な価格だろうか、というのが私の率直な感想です。※もちろん、靴は履いてみなけりゃ分かりません

製作

今回は、一歩踏み込んだところまで聞いてみました。グッドイヤーMTOの場合、アッパーの製造はもちろんコルノブルゥで行なうそうです。外注は、いわゆる「底付け」の作業のみ。それも、細かな調整はコルノブルゥで。

そして外注先はというと…私はオリエンタルあたりを想像していたのですが(実際、過去はオリエンタルだったそうです)、現在は「宮城興業」だそうです!※以上、清角さんに公表して問題ない旨確認済みです。

私も宮城興業の靴は一足持っています。とても好きな靴なので安心感とありがたさが増し増しに!

というより、同じMTOでイチから宮城興業で作った方が高くなるんじゃないか?という、余計な心配までしてしまうほど。

納期は3か月程度を目安に

だそうです。新年度に履き下ろしたいという希望を伝えたところ、それならばちょっと早めに、と少し融通を利かせてもらえるようです。急かすわけではありませんが、ありがたや。

お喋りしながら、清角さんがデザインをおこしておられました。記念にコピーをいただきました!
ビスポーク価格を参考に

余談1

次の検討モデルはコレ!

ハッチグレインのエプロンフロントダービー、いわゆるドーヴァータイプというヤツ。スムースレザーと全く違う雰囲気で、オンオフ関係なく履けるだろう!次はこれしかない!というくらいに気になっています。

かっこよくないですか?
どこから見てもかっこいい!

余談2

お店に履いていったのはVASS。清角さんの師匠であるロベルトウゴリーニさんが製作に携わった靴です。それもあってか、大変興味深く観察されていました。

「そうそう、ここは師匠の特徴なんですよ!(うちではもうやってないけどね笑)」みたいな話や「師匠はそんなにビッグネームじゃないでしょ!?」とか「そもそもVASSがコレ売っても大丈夫なの?」なんていう問題発言まで。師弟関係が垣間見れて面白かったです!

ほかにもフィレンツェで修業されていた時期、ステファノベーメルが工房に遊びにきたときのお話などなど、ほかでは聞けない、ここでは書けないお話がたくさん聞けました。VASS買っててよかった笑

次回は納品を楽しみに…

最近は一時期に比べると、既成靴に心がときめくことが少なくなっていました(その理由は選択肢が少ない地方住民だからかもしれません)。もしかしたら、革靴飽きてきた?なんていうちょっとした危機感を抱いていたのですが、それは杞憂に終わりそうです。

今後、既成靴を買わない!なんてことは微塵も思っていませんが、今回のMTO体験は既に大成功と言っていいかと思うほどに、発注段階でワクワクさせられてます。

3月の出来上がりが本当に楽しみです!!!

コメント

  1. へも より:

    そのカラーいいですよね…同じカラー指定でmtoしましたが最高でした

    • shiyat より:

      へもさんコメントありがとうございます^_^
      やはり最高でしたか…なおさら楽しみになりますっ!ありがとうございます♪

  2. 祐二 より:

    はじめまして。コルノブルゥのUチップが気になって検索していたらこちらに辿り着きました。
    自分もまさに余談1に書かれているハッチグレインのエプロンフロントダービーが欲しくて堪らないのですが、これってグッドイヤーMTOのラインナップなのでしょうか?どこを探しても情報がなく・・・公式オンラインショップの既成靴にはありましたが、MTOの12タイプに含まれているのかわからずでした。
    初めてのオーダーで、5月に福岡へ行く予定で今からソワソワしています。

    • shiyat より:

      コメントありがとうございます!
      ご質問の件ですが、おそらくグッドイヤーMTOのラインナップに入っているものと思われます。というのも、清角さんとお店でお話しした際、基本インスタに載せてるモデルはグッドイヤーMTOでも対応可能とのことでしたので…。
      とはいえ、正確な情報はお店のホームページから直接ご連絡されると宜しいかと思われます^_^
      私がお店に訪問した時期はコロナの影響もあり、メールで訪問日時の予約をさせていただきました。ついでというわけではありませんが、その際に併せて質問されてみては如何でしょうか^_^

  3. 祐二 より:

    返信ありがとうございます!ドンピシャで欲しかったモデルが載っていたので勢い余って質問してしまいました汗
    予約する際確認してから訪問してみます。
    こちらの記事でお店の雰囲気が掴めて大変参考になりました、ありがとうございました!

    • shiyat より:

      いえいえです^_^
      かっこいいですよね!ハッチグレインUチップ。私も2足目の発注意思は固いです!少し気が早いですが^^;

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