革靴コスパ公式①

靴好きのために・・・

いきなりですが、年々高騰していく本格革靴…同世代の方々から、昔は今の半額程度で購入できたのに!なんて話をよく耳にします。私も口にします笑 中には高額化を理由に革靴愛が冷めて「もう付き合いきれない」と思ってらっしゃる方もおられるかもしれませんね。

趣味の世界にとどまらず、スーツ市場の衰退もあって、革靴を履いている人はよっぽどの変わり者!くらいの時代がこの先きてしまうんじゃないか?という危惧もあります。ほんと靴好きになるハードルも高くなったもんだ、と勝手に危機感を抱いています。

ある程度の高額化は避けられないものの、改めて革靴のコスパを測っていけないか?との思いが湧き立ちました。そのうえで、コスパというコトバを駆使して?靴好きを増やせないか?というのが、今回の実験的な構想です。

第一弾で「革靴1足あたりのコスパ」を解明、

続く第二弾(予定)で「好きな革靴を買っていい理由」を解説していけたらと思っています。

では、さっそく・・・

「一生モノ」は結果論

「オトナな趣味の世界」のイメージが強い革靴界において、雑誌媒体を中心によく目にする「一生モノ」というコトバ。高級革靴で言いがちですが、革靴における「一生モノ」の真偽や如何に?

独断と偏見で言い切りますが、一生モノの革靴はほとんど「ない」と思っています。どんな高級ブランドであってもです。それほど革靴で一生モノは難しい。

仮にサラリーマンの私に当てはめると、新卒時から65歳?までの約40年間の使用に耐えられるモノである必要があります。年齢的なものもあり、私がこの先一生モノを手にするチャンスはありません笑 残念ながらノーチャンス。

一部デッドストックや状態の良いヴィンテージ品を除けば「40年間使ってます!」なんて謳い文句で公開されている革靴を見つけるのは難しい。価格が20万円でも5万円でも、ほぼ平等に経年変化(劣化)していき、そのほとんどすべてが一生モノになる前にその生涯を終えてしまいます。

そもそも「一生モノというのは結果論」です。手に入れる際に一生モノとは言えません。とくに経年変化や勤続疲労が著しい革靴には、手に入れる時点で一生モノだなんて断じることは不可能ではないでしょうか?

履いてもいない革靴を眺めて「一生モノとして大事にしていきます!」と息巻いたところで、それは手に入れた喜びからのもの。一生モノとなる確証も保証もありません。

違った見方をするなら、時計のように中長期的な投資の対象となり得るモノが一生モノであるという現実を受け入れなければ。仮に革靴を投資対象とするなら、それは断然短期的なスパンになるのが一般的でしょう。

長い導入になりましたが、革靴が一生モノになり得ないのが普通、できるだけ長く履けるようにメンテナンスなんかが必要になる、ってところでしょうか。自省を込めて、一生モノというコトバの魔力に踊らされるなよ?です笑

※一生モノというのは「一生履き繋いでいくことができるモデルだ」という意味なのかもしれませんし、自己満足の世界ですから、どんな履き方にせよ一生モノになるに越したことない、とは思っています。

革靴コスパの公式を勝手に考えてみました

その「一生モノ」ではない革靴のコスパ問題に向き合っていきます。

革靴において、コスパは判断が難しい。。。コストは革靴の購入価格やメンテナンスなどで発生するランニングコストで測っていけるのですが、問題はパフォーマンスです。

靴ですから、快適な歩行を約束してくれるということが真のパフォーマンスには違いないのですが、趣味の世界においては少し違ってきますよね。

ブランドや製法、革の種類、エイジングといった、多種多様なパフォーマンスが存在していて、とても数値化できそうにありません笑

そこで、パフォーマンスとは「革靴一足当たりの履ける回数」と定義付けしました。私が思うパフォーマンスは、靴を眺めてるだけでは上がりません。当たり前ですが、使ってナンボ。

購入価格にばかり目が行きがちなコスパの良し悪しですですが、本当にコスパがいい革靴とはどの靴なのか?というより、どんな靴であれコスパを良くするにはどうしたらいいか?に重きを置いて。コスパって、きっと買ってからの方が大事なんですよね。

即興に近いものの、概ねこんな感じかと。異論は認めないどころか、異論がたくさんあったほうが良いくらいに思っています!

(公式)

ソール寿命 × 使用頻度 × 天候 × メンテナンス = 一足あたりの履ける回数

ソール寿命を基礎として、その数値を各要素の計数で除して乗じていく?文系なのでよく分からない言い回しになってしまいますが笑

とにかく、革靴1足あたりの使用可能回数を求めていく公式です。

パフォーマンスを維持するための各要素

①基礎となるソールの寿命

平均的な勤務日数を参考に、革靴の年間使用回数は240回とします。半年程度でソール交換の必要が出てくる(ダメになってしまう)というまことしやかな通説を信じ、ソール寿命は「120回」としました。経験上、この耐用回数は概ね間違っていないかと。

※ラバーやレザーソールといった素材の違いから差異は生じますし、ソール自体もメンテナンスによる延命が可能なようです。また、歩き方や外回りが多い方でも変わってくるかと思いますが、そういう方は補正してみてください。

②使用頻度

これは手持ちの革靴の数量をもとに、何足でローテーションしているか。ローテーションがアッパー含む革靴寿命を左右するといっても過言ではありません。数量で各計数を算出してみました!

・10足以上の革靴を持っている・・・0.9

・6足~9足の革靴を持っている・・・1.0

・4足~5足の革靴を持っている・・・1.1

・2足~3足の革靴を持っている・・・1.2

・1足しか革靴を持っていない・・・・1.5

15足の靴を履きまわしている方の1足当たりの耐用回数は133回(120回/0.9)となる計算です。靴を適度に休ませることで、寿命は伸びますよね。対して、1足で対応している方は80回(120回/1.5)となってしまいます。

③天候

次に天候面を考慮します。今年は梅雨が長く革靴好きには受難の年になりましたが、革靴好きにとっては死活問題ですよね。カビの問題だってあります。革靴寿命に影響を及ぼすのは間違いないところ…

・雨天時の専用革靴を持っている・・・0.9

・天候に関係なく兼用で使用・・・・・1.2

1足だと、自ずと天候面の考慮ができません。先程の「使用頻度」で算出した80回を基に、耐用回数は66回(80回/1.2)まで減ってしまうことになります。

④メンテナンス

個々人の技術的な問題もありますので数値化し辛い項目ですが、これまた重要なファクターという位置づけで無理矢理数値化していきます。メンテできているか否か。

・定期的に行なっている(プロ)・・・0.9

・定期的に行なっている(アマ)・・・1.0

・不定期で管理できていない・・・・・1.1

・メンテしていない・・・・・・・・・1.2

またまた例にとって、1足の靴を履き続けている人がメンテしていないとすると、55回(66回/1.2)になってしまいました。勤務日数で考えると革靴寿命は3か月弱となる計算です。

モデルケース

このままだと分かり辛いので、モデルケースを汗

雨兼用の革靴を5足の革靴を所有していて、メンテナンスは気が向いたときに…とりあえず履ければいい、というAさんの場合

120/1.1=109 109/1.2=90 90/1.2=75   1足あたりの革靴寿命は75回

だいたい半年に1回、1足ないし2足の革靴を購入している?と勝手に推察されます。

ちなみに私の場合、13足の革靴を所有していて、概ね天候にも対応した使い分けをしています。メンテナンスは一応管理できている(プロほどの知識は持ち合わせていません)ので、

120/0.9=133 133/0.9=147 147/1.0=147  1足あたりの革靴寿命は147回

革靴に興味のない人と比べて、1足あたりの革靴寿命は約倍くらいということになりました。確かに!なのか、ん?なのかは、公式を作った私もよく分かりません笑

とりあえず、パフォーマンスの数値化をしました。

コスパ算出

ここまでくれば、簡単です!

革靴購入時の目安にできるコスパが算出できます。同じ靴でも、これほど変わってきます。

Aさんは、30,000円/75回=400円/1回

Bさんは、30,000円/147回=204円/1回

これが最初のソール交換までの一回当たりの使用料、コスパです!

私じゃなくて、Bさんにした意味はありませんし、他人との比較もあまり意味をなさないのですが、これだけ差があると、もう少し高い靴買ってもコスパは良いはずだよね!と購入動機が高まる(おそれ?)がありませんか?笑

新たな靴を増やせば、全体パフォーマンスが上がるんだから、という謎のモチベーションにも繋がるはずです。

以上、一生モノの呪縛を解き放ち、コスパは自分で上げていくものだと感じていただけたでしょうか?

このコスパの差異を活かして年単位で考えていくと、耐用回数を超えた後のソール交換なんかのイベントもでてきます。そうなれば、もっと革靴が買いやすくなる!はず…笑

ほんとに次回分が、靴購入時のプレゼン資料になるかなぁ、と一抹の不安を覚えますが

②に続く、、、

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