靴ブラシあれこれ(豚毛は育っているのか?)

ブラシあれこれ、馬毛ブラシに続く第二編となる今回は豚毛ブラシについて。

前回に続き、、、

前回のおさらい

靴好きの間で一般的に言われているのが、

☆ホコリを掃く目的の「馬毛」

☆クリームを馴染ませる目的で「豚毛(←化繊も)」

☆鏡面仕上げに「山羊毛」

これありきで、私の場合は

★必要性を感じない「馬毛」

★拘りたいけど、物申したいことがある「豚毛」

★まっっったく使いこなせない「山羊毛」

というものでした。

豚毛はいいモノを

靴ブラシの主役ともいうべき豚毛ブラシですが、馬毛ブラシと打って変わって、いわゆる「いいモノ」も使っています。

主に使っているブラシを紹介すると、江戸屋ブラシ×2を購入したのが2018年8月、かれこれ2年使用しています。靴のローテーションと同じく、メンテ回数もExcel管理していますので使用回数も分かるのですが、ソールの減りほど気にすることではないので今回は割愛。黒系、茶系クリーム用に分けて使用中。

そこから長らく江戸屋ブラシの通販再開を待ちわびるも叶わず。後に新入りで、かなやブラシを2019年12月購入。こちらは無色のクリーム用に追加。

豚毛ブラシたち

豚毛ブラシの有能さは、化繊では得られなかった打感(といっても叩くわけじゃありません)にあります。硬すぎず柔すぎず、適度なハリとコシ。表現に困りますが、革の上を跳ねるとでもいった感じ(あくまで叩くわけじゃありません笑)。きっと革も喜んでいることでしょう。

馬毛とは180度違う論調ですし、だったら良いじゃないか!何も言うことないのでは?との声も聞こえてきそうですが、この豚毛で思うこと…

値段でもサイズでもなく、そう、それは

ブラシは育つ』とは、なんだね?

これに尽きます。

そもそも、豚毛ブラシ(除、ペネトレイトブラシ)の洗い方、ネット検索しても、ひとつもヒットしないんです。

プロもアマも、皆一様に口を揃えて「豚毛は育つ!」「洗うものではない!」そう言ってます。言い切ってます。調べれば分かる話です。ここまで間違ったことは言ってないですよね?

「育つ」の意味は何か。育つと言っても、毛が伸びる訳でも生えてくるでもありません笑

簡単にまとめると「毛に付着したクリームによってブラッシング効果が高まる(必ずしもクリームの塗り込みをせずとも)」といったところです。

これが…
育ったというのか?(左ふたつ)

気付きの時

その道のプロの方もそう仰るなら!と、どんどん色移りしていく豚毛ブラシたちにニンマリしていた時期もありました。私自身も、その説に乗っかってたわけです。使ってる感、使いこなしてる感、たまんないですよね。

しかし、ミーハー期を過ぎて冷静になった頃、ふと疑問が…

私は同色の靴クリームを3~4個使い分けています。茶系なら、微妙な色の違いもあったりしますし、同じ黒でも油性もあれば水性もあり、顔料もあれば染料も。ん?ブラシは1本でいいの?乱暴じゃない?と。

場合によっては、靴をブラッシングする際に靴に乗ってるクリームとブラシ側に付着しているクリームに齟齬が生じます。それって、台無しじゃないですか?

私が導き出したのは、クリームが付着して育っていくといっても、それは特定のクリームでなきゃ意味がない。答えは「同一クリーム1:1ブラシ」ということ。

私は親として、育て方を間違ってました

靴好きの方なら、クリームの違いによって、革靴の仕上がりがまったく変わってくることをご存知のはずです。肉眼で見て分かるレベルで違いますよね。

仕上がりの違いが楽しかったり、時には水分多めにしたり油分調整することで、革靴が元気を取り戻すこともあります。

しかし、ブラシ目線になると、幾分様子が変わってしまう。。。育てたいブラシに使うクリームがクレム1925とシュプリームクリームとでは、文系か理系かというくらいに教育方針が違う、違い過ぎる?笑

普通に言うと、毛に付着するクリームが混ざっちゃう。普段からクリームをブレンドして使ってる方は良いのかもしれませんが、私は非ブレンド派。それで育ったとは言い難い。

インスタ等で拝見しても、同色ではなく同一のクリーム1缶、1瓶毎に、ブラシ1本を当てがっている方はほとんどいません。もうほんとに何人か、10本以上ブラシをお持ちのようです。

定かではありませんが、ブラシ収集家の方は、いち早く気付かれたのでしょう…違う教育方針を押しつけたとき、ブラシが非行に走ることを笑

プロが仰ってた意味

プロですもの、きっと専用クリームを使うのが基本で、例え違ってもクリーム毎にブラシを準備されてますよね。でも、同色であれクリーム毎に使い分けるということまでは伝えていない(大半の場合、伝わっていない)。これはミスリードなのかなんなのか…

残念ながら、私を含む大半の方に当てはまってしまうんでしょうね。「豚毛は育ってない」ということ。言い切ると辛くなるので「豚毛は親が思ってるようには育っていない」にしましょうか。。。あぁ、辛い…

再教育の現場は…

私自身、今後の身の振り方を検討中です。

1.豚毛ブラシの沼に突っ込む。→ クリームの数だけブラシがあっていいじゃない!!

終わりなき旅…靴もクリームも、増えることはあっても減ることはない。。。投資するなら「靴>ブラシ」か?急いで答えを出したくないという甘え先行により却下。

2.現状維持。→ 考えるのに疲れた。もう、このままでいさせて!!

現状維持なら、今回のような疑問わきませんね笑 課題や疑問、煩悩にまみれてるため却下したい

3.クリームの種類を減らして1:1にする。→ クリームの違いが仕上がりや革靴の延命に影響するだなんて気のせいだ!!

靴磨きには向上心が必要です。プロを目指さなくとも、これやっちゃうと趣味じゃなくなる気がする…却下。

4.豚毛ブラシを定期的に洗う。→ 汚れてると思って洗ったらいいじゃないのっ!!

そうだ!育ってないんだから、これはただの汚れなのかもしれない。たぶん。。。そうしよう。

というわけで、とりあえず一度洗ってみようと思ってます。勇気を持って4を選択!

まずは安い豚毛ブラシに生贄になってもらわないとな笑 デキ次第で2への移行を検討せざるを得ませんが…

もうひとつだけ、オマケ

靴磨きは免許や資格、作法があるわけでも、流派があるわけでもない自由主義だと思ってますが、今回の靴ブラシへの疑問や問題提起?のなかで、真っ先に思い浮かんだことがあります。

それが実は、ブラシの置き方、仕舞い方なんです。

豚毛に限らず「毛を下にして置くこと」に違和感が…育てる以前の問題ではないかと。圧がかかって毛が広がったり、毛先がクリーム以外の何かを拾ってしまったりとかないでしょうか?どうだろうか

※前回、今回含め、撮影用にと毛先を下に置いてます。

それと「豚毛を裸で仕舞う(置き方はともかく、箱や容器に入れず保管する)」こと。それこそ残ったクリームがホコリを吸着してしまいます。玄関にほったらかしにしておいたりすると、ホコリや湿気を含んで、毛がモサモサになったりしないですか?これまたどうだろうか…

置くときは必ず、こう
仕舞うときは、必ず…
こう!笑

オマケ扱いにするか、最後まで迷いました笑 これも問題提起と捉えていただけると幸いです。

長くなってしまいましたが

以上、「豚毛ブラシ育成論?」「ブラシ置き方論?」でした。また「豚毛の洗い方」もあわせて、プロアマ問わず検証済みの方がおられたらな。教えを乞いたい。これはあくまでも、疑問や問題提起なので…

私の経験なんて知れてますが、経験が少ないからなのか、当たり前に言われることに疑問を感じます。時に(無駄かもしれない)当たり前が靴磨きのハードルを上げてしまうこともあるでしょうから。

どなたか影響ない旨のエビデンスでも取れていたりすれば、豚毛ブラシとももう少し柔軟に付き合っていけるのにな、とも思ってのことでした^ ^

使いこなせない山羊毛、ソールメンテ用でオイル塗布用の刷毛、汚れ落とし用のブラシの紹介は未定です、、、

ほんとのオマケ
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